【連載】乗り鉄旅行記2 麗しの500系新幹線

yome 【24日の続き】

どうにかこうにか息子をなだめすかして、時には叱ってなんとか新幹線改札口までやってきた我々一行。
息子の性質を分かっている我々夫婦は、きれいな女性係員がいる改札をチョイス。息子の耳元で「ほら、おねえさんだよ」とささやく妻。

するとどうだろう、涙の跡が残る顔を上げ、お姉さん(JR所属)に向かってにっこり手を振るではないか。さすが我が息子、いや我らが息子。

ホームにあがると、次第に調子が出てくる息子。それに連れて、女房殿のテンションも上がってくる。とりあえず荷物をホームの端っこに置き、女房にみておいてもらって、弁当を買いに走る私。とりあえず定番どころの東京弁当などを購入。

17時10分ごろ、おまちかねの500系新幹線登場。
嫁も息子も最高潮。入線してくる先頭車両に向かい、万歳をする二人。それを撮影する私。怪訝な目で見る周囲(笑)

17時13分、のぞみ193号、定刻に発車。
193号は500系で走る臨時列車。通常週末に組まれているダイヤのようだ。そのためか、ブログなどを検索すると結構撮り鉄な方々も注目されていたようだ。そういえば、撮影隊も結構いたように記憶している。

乗ってみた感想…。2月に500系に乗った時より揺れが少ない気がする。ま、しょっちゅう新幹線に乗っているわけでもないので、気のせいレベルだろうが。
それにしても、さすが日本が誇る新幹線、定刻どおりにばんばん進んで行く。息子もさほどぐずりもせず、新幹線の旅を楽しんでいるようだ。途中駅ですれ違う新幹線が反対のホームにちらっと見えると、指をさして「ななひゃー」(700系の意味)などと言っている。まだ700系とN700系の区別は付いていないようだが、ほんのちょっとだけ見えた部分で700系かどうかはわかるらしい。おそるべし2才児。

道中でぐずったのは、車内販売のワゴンが回ってきたときだった。列車の車内でコーヒーを飲むのが至福の瞬間、という妻のためにワゴンを呼び止めた私。
すてきなお姉さんの駆るスーパーマシンこと販売ワゴン、実はさりげなく新幹線のおもちゃ(トレーンの金属製Nゲージなど)が積まれているのだが、これを通路から離れた席…窓側から息子が目ざとく見つけたのだ!さっそく「しーんかーんせーーーん」とダダをこね始める。
「全く同じもの持ってるでしょ!」と言ってもさっぱり聞いちゃいない。お姉さんがその場を去ってからもしばらくはダダをコネまくっていた。

そんなこんなで途中で弁当を食いつつ、新大阪。ここらあたりでかなりの乗客が降りたようで、我々の乗る指定席も空席が目立ち始める。山陽新幹線エリアは、個人的にはなじみのない駅ばかり。通過駅の駅名チェックをしようと思ったのだが、東京駅で買おうと思っていたポケット時刻表は、息子の大爆発事件のごたごたで買えなかったので、車窓からかすかに見える通過駅の看板を動体視力チェックを兼ねて凝視。読めたのはだいたい半分くらいだろうか。かなり動体視力も落ちている。結局、電光掲示板に目をやることが多くなっていた。

21時19分、広島駅着。ちと肌寒い。
そういえば、新幹線に乗って、一気にここまで来ることはめったにない。もともと弱い私の腰だが、かなりの疲労感が残った。

そして、夜の広島駅では、もうひとつの出会い、そしてもうひとつの事件が待っていたのだった―。

(写真は、広島に到着後500系を撮影する妻)
【24日、まだ続く】

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